就労支援フォーラム2017、開催決定! 2017年12月3日(土)、4日(日)、ベルサール新宿グランド
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PROJECTモデル構築プロジェクト

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2017.02.13

SLの町に新しい観光資源と活躍の場を

大分県玖珠町にある豊後森駅。お隣の湯布院の賑わいには遠く及ばないものの、ここには他のどこにも存在しない魅力が多くの鉄道ファンを集めています。

近代化産業遺産として登録有形文化財に指定される「旧豊後森機関庫」。

全国にも、京都梅小路以外にはもうここにしか残されていない昔懐かしい景色が人々に郷愁を与えます。

近代化産業遺産「豊後森機関庫
近代化産業遺産「豊後森機関庫」

加えて、「ななつ星」や「或る列車」など魅力ある観光列車の多い九州にあって唯一その全てが停車するこの駅には、乗降客のみならず多くの鉄道ファンが訪れます。

「或る列車」」と「ななつ星」
「或る列車」」と「ななつ星」

一方、町の商店街は高齢化もあってシャッター通りとなっていて、せっかく訪れた人々の滞在時間は写真撮影の約15分程度ととてももったいない状況となっています。

町には鉄道としての魅力のほかに童話の町としての魅力や美しい星空がありますが、活かしきれていません。

豊後森駅前の商店街
豊後森駅前の商店街

今回、大分市でレストラン事業を就労継続支援A型として行い、法定最低賃金による障害者雇用を生み出すなど障害者就労に力を入れる社会福祉法人暁雲(ぎょううん)福祉会と玖珠町の出会いから生まれたのが、機関庫の線路脇に現存する、歴史ある米倉庫「旧南部精米所」二棟の活用計画。

玖珠町より無償提供されるこの風情ある建物を、重ねた時間をリセットせず、引き継ぐようにリノベーションし、レストラン・多目的ギャラリーとして再生する予定です。

地域の人にこの町の魅力の再発見、観光客にはレストランでの滞在時間、インフォメーションで童話や星空の魅力も知ることでさらにこの町の奥行きを新発見することになれば、静かなこの町にやわらかい活気が生まれてくることと思います。

旧 南部精米所
旧 南部精米所

2017年1月末に助成を決定し、完成は来年1月頃を予定しています。他の事業よりも規模も金額も大きい今回のプロジェクト。これまで「うまくいかない」ときは多々ありましたが、それぞれが諦めずに進めてきたからこそ、ようやくスタートラインに立てたのだと実感しています。

地域活性、観光における新たな就労の機会を生み出そうとする試み、これからの地方創生のモデル、それを担う障害者の可能性に全国各地が気付くきっかけになることを期待しています。

 

(竹村)