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2018.04.10

「斗米庵 」一流の料理人を目指す障害者を錦市場から

江戸時代より400年の歴史を残す、「京の台所」京都錦市場。

現在でも多くの賑わいを見せる錦市場の路地奥で、築130年ほどの町屋を改装した、一流の料理人を目指す障害者が働く施設「斗米庵」が2018年4月7日にオープンしました。

錦市場の路地を抜けて広がる別世界

錦市場は「京の台所」と呼ばれ、新鮮な、上質の食材が集まり、京都のみならず全国の一流店舗に食材を卸しています。しかし、観光化の波により、錦市場本来の趣旨から外れ、現在では観光客向けのキャラクターショップなども並ぶようになりました。

この斗米庵では、錦市場の役割に立ち返り、食文化の発信拠点として、参加客が同行するガイドのサポートの下、錦市場内を自ら食材を仕入れ、その食材を使って目の前で料理人が調理し、コースとして提供する「錦市場食文化体験プログラム」を実施。また、京都を代表する料理人による、特別な料理教室「劇場型 プレミアム料理教室」も開催予定です。

斗米庵 内観

斗米庵で提供される料理は、予約の取れないお店として知られる「祇園さゝ木」(京都市東山区)がプロデュースする京料理。障害者も修行を積み、料理に参加しますが、そこには「障害者が働いているから」というような甘えはなく、料理に一切の妥協はありません。

このコンセプトは、特定非営利活動法人京都文化協会 田辺 幸次 理事長の提案の下、「一流の料理人になるには地道な修行が必要。障害があっても、本気で料理人を目指す意欲のある方々を育てたい」という同店主人の佐々木 浩氏は想いを元に、京都錦市場商店街振興組合と連携し、2年の構想から生まれました。

現在、障害を持つ4名の方が働き、一流の料理人となるべく修行を受けています。

ここで働く方が料理人として巣立つまで、多くの艱難辛苦が待ち受けているかもしれません。しかし、斗米庵が一流の料理人になる「登竜門」となり、障害者が一流の店舗で働く、自分のお店を持つ、などの夢を叶え、羽ばたいていくことを期待して止みません。

京都錦市場商店街振興組合 宇津 克美 理事長
錦天満宮で記者発表を行う日本財団 尾形 武寿 理事長
斗米庵 外観

《斗米庵の店名の由来》

斗米庵の名称の由来は、江戸中期の画家である伊藤若冲の別号から。

伊藤若冲は、錦市場の「桝屋(ますや)」という青物問屋の生まれであり、画家時代に描いた絵と米一斗を交換していたというエピソードが元となっているなど、伊藤若冲は錦市場と縁の深い伊藤若冲の別号をお借りして店名としました。

★「斗米庵(とべいあん)」(特定非営利活動法人京都文化協会)
場所:京都市中京区東魚屋町196-1
営業時間:昼 12時 – 14時半(予約制/13時までにご来店ください)
夜 18時 – 22時(L.O. 21時半)
定休日:水曜日(その他不定休有)

 

(文:廣瀬)